初めに
研究者のみなさん、こんにちは!
「細胞トラッキングを長期間したいけど、今ある試薬だとできない…」
と悩んでいませんか?
そんな研究者の皆様に向けて、長期間細胞のトラッキングができ、大型動物にも使える試薬をご紹介します。
・もっと長期間の細胞トラッキングがしたい
・大型動物の実験に使いたい
・定量的なデータが欲しい
本記事で紹介する「LuminX Tracking Kits」を使用すれば、上記のような悩みが解決できます。
LTKって?
LuminX Tracking Kits(LTK)はLuminX社が出している細胞トラッキング用の試薬です。
この試薬はLuminX社の独自技術である「蛍光ナノダイヤモンド標識技術」により従来の 市販品より長く細胞のトラッキングができ、細胞毒性もないため安全に細胞トラッキングを行うことができます。
LTKの特徴
LTKが優れているのには大きく分けて3つの理由があります。
従来の60倍の追跡性
従来の市販品だと追跡期間が3時間~長くて7日程度のものが大半ですが、LTKは特許技術により長期間のトラッキングを実現しています。
ヒト間葉系細胞で実験をしたところ、フローサイトメトリーによって21日間(8~12世代)トラッキング可能という結果が出ました。
図aが0日経過、図bが1日経過、図cが21日経過
安定性と定量性
またLTKは独自のプラットフォームにより従来性の試薬より定量的なFDA対応のデータをとることができます。
そして特許技術により遺伝子毒性がなく、細胞の分化能に干渉しないため、安全に細胞の分析をすることができます。
幅広い細胞腫・大型動物に対応可能
LTKはPCR等と異なり豚のような大きな動物にも使用ができ、また試薬の種類により幹細胞をはじめiPSC、免疫細胞、初代培養細胞など様々な細胞に対応できます。