この度Nexcultureは5月13日、14日に長崎県で開催された 先進7カ国(G7)保険相会合に出展いたしました。
会場では弊社が開発している細胞培養作業を効率化するIoTインキュベーターやAI画像解析システム、独フラウンホーファー研究所と計画している共同研究について展示いたしました。
開催中、加藤大臣にもブースにお越しいただき、弊社の取り組んでいる内容についてご説明させていただきました。
厚生労働省提供を基に作成
NexCultureは細胞培養がデジタル上で完結し、世界中どこにいても情報、意見交換ができる効率的な「XR細胞培養プラットフォーム」の実現を目指しています。
G7保険相会合とは?
G7サミット(主要国首脳会議)は、フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダ(議長国順)の7か国、及び欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催される国際会議です。世界経済、地域情勢、様々な地球規模課題を始めとするその時々の国際社会における重要な課題について、自由、民主主義、人権などの基本的価値を共有するG7各国の首脳が自由闊達な意見交換を行い、その成果を文書にまとめ公表します。
G7保健大臣会合は、G7サミットに関連して開催される閣僚会合で、国際保健分野の諸課題についてG7の閣僚間で議論を行うものです。
出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kokusai/g8/g7health2023.html)をもとに作成
■Nexcultureとは
当社は、リモート培養を可能にする細胞培養管理システム「NexCulture AI」、自動観察・記録を行える「NC incubator」、最適培養条件が分かりトレーサビリティが確保された資材を購入できる「NexCulture EC」の3つの機能により、再生医療における細胞培養を2倍効率化するためのプラットフォームを構築し、再生医療研究開発効率の飛躍的な向上を目指しています。
■NexCulture Platformとは
従来の細胞培養には、
「培養条件・作業者の経験によって実験結果が変わってしまう」
「培養実験期間中の残業、休日出勤が頻繁にある」
などの課題があります。
『NexCulture Platform』はそのような課題を
・細胞のAI自動解析を行う「NexCulture AI」
・リモート培養を可能にする「NC incubator」
・最適培養条件の把握ができる「NexCulture EC」
を始めとした様々なソリューションで従来感じていた課題感を解決できるため、細胞培養を行う研究者 / 試薬を開発する企業 / 細胞培養を行う大学研究室の方々など、研究開発の効率化を図りたいとお考えの方におすすめです。
▶Nexculture AI
Nexculture AIはクラウドで培養に関する画像などの膨大なデータを保存し、管理を効率化するシステムです。
細胞数・コンフルエント率といった個人が感覚的に判断していた数値の精度を飛躍的に向上させ、AI活用による細胞増殖予測により継代日の予測を可能にします。
▶ NC incubator
NC incubatorはRFIDとOCRの組み合わせにより細胞の自動観察を可能にし、細胞培養作業を効率化するIoTインキュベーターです。
従来は実験者自ら行っていた細胞の定時観察や実験情報の記録などの手作業をなくし、装置1つで自動観察、リモート管理、デジタル記録を可能にします。
▶NexCulture EC
NexCulture ECは最適培養条件が分かり製品のトレーサビリティが確保された製品を取り扱う資材購入を効率化するECサイトです。
製品を簡単に購入できるだけではなく、クラウド上の実験結果をもとにしたレコメンド機能により最適な培養条件・実験プロトコルを提案します。